介護保険とは?

介護保険とは介護が必要な人が適切なサービスを受けられるよう、社会全体で支え合うための制度です。

これにより、介護サービスを受ける必要が出て来た場合、介護サービス料の1割負担のみで必要な支援を受ける事ができるようになります。
※年収などによって2割以上の負担となるケースもあります。

運営元
介護保険の実地主体は市町村となります。

財源
保険料と公費で賄われます。加入者が保険料を出し合い、そこに税金からのお金をプラスして運営されています。比率としては保険料と公費(税金)が50%ずつになっています。

加入者(被保険者)は誰?

介護保険は加入するかどうかを自由に決められる任意保険ではなく、通常は40歳になると自動的に被保険者の資格を取得する事になり、40歳になった月から徴収が開始されます。

介護保険の加入者は年齢によって第1号被保険者(65歳以上)と第2号被保険者(40~64歳)の二つに分けられ、徴収方法が異なります。また、受給に関する要件も異なってきます。1号と2号の切り替えは年齢によって自動的に切り替えされ、手続き等は必要ありません。

※2号被保険者には一部例外があり、医療扶助を受けている生活保護受給者など、「医療保険に加入していない者」は要件を満たさないとして被保険者から除外されます。

被保険者の区分と徴収方法

第1号被保険者第2号被保険者
対象者65歳以上
(65歳になると自動的に2号から
1号に切り替え)
40~64歳で
・健保組合
・全国健康保険協会
・市町村国保
など、これらの医療保険加入者
保険料の徴収方法市町村または特別区が徴収
原則として年金から天引き。または
市町村からの納入通知書によって支払う
65歳になった月から徴収開始
医療保険と一体的に徴収
40歳になった月から徴収開始